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ベジタリアン元年

葬られた「第二のマクガバン報告」(下巻)葬られた「第二のマクガバン報告」(下巻)
(2011/02/20)
T・コリン・キャンベル、トーマス・M・キャンベル 他

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この書の上巻、中巻で「プラントベースのホールフード」すなわち「植物性食品で未精製、未加工」の食物がいかに体に良いかを学ぶことができた。下巻でなぜ実践者がすくないのか、なぜ医師や栄養士が教えてくれないのか、なぜマスコミが報道しないのか、政界、医学界、食品業界、医薬品業界の癒着構造は一朝一夕に変えられるものではなく、利権という、とてつもなく強大でしたたかな組織によって守られているということが、とてもよく理解できる一冊です。
ここ数か月で、さてベジタリアンになるぞと意気込み、乳製品の入らない食材を随分と探しあるきまわりました。しかし、いかに乳製品が含むものが多いことか、驚きます。著者は「食事から動物性食品を排除すること」がむやみに完璧を期す必要はないと。おいしい野菜スープにチキンスープストックが使われていたり、全粒小麦粉のパンに少量の卵が含まれていたとしても、これくらいなら栄養的に取るに足りない量であると。精神的にちょっと楽になり、そして皿の上にどんなに食べ物があっても「肉のない食事は本当の食事ではない」という考えに私たちは慣らされていると。
テレビも肉のご馳走三昧である。アメリカ人が動物性食品をやめるということは「呼吸を止めろ」というような事かもしれない、日本人もそれに近いのではないか。人間の舌の細胞は、およそ3週間で入れ替わり、新しい食習慣を1か月続ければ、舌はその食習慣を違和感なく受け入れられることができるようになると。著者が最初のひと月はたいへんかもしれないと言うように、たいへんである。まだベジタリアではなくセミベジタリアンあたりかと、大好きな卵は、どうしようかと、食べたりもしています。ですが最近マーガリンに代わるものを発見「EXバージンオリーブソフト」オリーブの風味とは、こういうものかと。少しずつです。巻末にハリウッドの経験豊かな映像プロダクションが手がけたもので、「プラントベース食がもたらす真の健康効果」について描いている作品が、2011年3月に全米で一般公開されたという。この映像が日本にとどくのを楽しみに。
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